尿道流れ者

カルネの尿道流れ者のレビュー・感想・評価

カルネ(1994年製作の映画)
4.5
赤色がとても綺麗で印象的。汚いパリの町が赤色や黄色を美しくしている。主人公は娘に利己的な愛を注いでいて、妻に逃げられた経験からか娘が女になることに嫌悪感を抱いていたように見える。デブ女と生活を続けていくことは利己的な愛から離れたからか。バンッといった音で切り替わる場面やガシャガシャ動くカメラが他にないもので心に残る。劇中の覆面男のテレビや馬の乗り物が不気味で良い。