プレミア価格で購入しての鑑賞。
(だいぶ前に続編カノンは観た。)
ギャスパー・ノエ監督の強烈なデビュー作品。
【カルネ=肉、馬、肉体、ふしだらな女、質の
悪い馬肉】の意。
自閉症の娘シンシア(ブランディーヌ・ルノワ
ール)への愛情を一番に注ぐ馬肉屋を営む主人
(フィリップ・ナオン)の物語。
アテンション
感受性を傷つける危険な部分があります
の警告。
それは馬の射殺から腹をナイフで切り開いて
ドクドク流れ出る血、更にはモザイク無しの本物
出産シーンを捉えた映像は他では観れ無いだろう。
無表情な主人の心の声(独り言)と行動が凄い。
時は経ち成長した娘をある日、傷つけた男の情報
を聞きオヤジはナイフを握りしめ殺してやる!と
走りだす…。
余談だが劇中のカルネと名乗る白覆面ヒーロー
の白黒TV番組は実在しているのだろうか⁈
「人生を台無しにする魔の一瞬は誰にでも訪れる。」