すあまさえ

ルパン三世 カリオストロの城のすあまさえのレビュー・感想・評価

4.3

ルパンは悪い泥棒じゃない。
むしろ正義だ。

カリオストロの城は、みると心があたたかくなる。だから好き。

モンキー・パンチは、本当に天才だと思う。

クラリスが閉じ込められている部屋で、ルパンの言うセリフがいい。

ああ..なんということだ
その女の子は悪い魔法使いの力を信じるのに、泥棒の力を信じようとしなかった
その娘が信じてくれたなら、泥棒は空を飛ぶことだって、湖の水を飲みほすことだってできるのに..

手から出されたお花と国旗を見て、クラリスが映画の中ではじめて笑顔になる。
ルパンを好きになった瞬間だ。


世の中にはああ言う事なんてざらにある。
国家の陰謀、個人の私利私欲。もう後戻りできないこと。それの血を引く人たち。何も知らない平々凡々な私たち。

次元と五右衛門はもちろん、銭形も、不二子も、ルパンをどこか信頼しているし、尊敬もしてる。絆の強いチームだ。敵味方に分かれていようが関係ない。その根底に流れる空気感が気持ちいい。

ルパンに恋しない女の子なんて、いないんじゃないかな。
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