
舞台の本番4日前。 役者の未那と康生は、突然の「稽古中止」を演出家・敦澤から言い渡される。 不安を抱えて帰った未那に、同棲中の恋人・辰則は一方的な愛をぶつける。 演技を酷評されている康生は、結婚を控えた恋人から関係を断ち切られる。 演出助手の紅葉は、誰にも必要とされず、役割を得ようと必死に動き回る。 照明担当の祥は、全員から無意識に蔑ろにされていることに気づいている。 演出家の敦澤は、作品の責任を独りで背負い、劇場で脚本を修正し続ける。 逃れられないさみしさをそれぞれが抱えたままに、舞台本番の幕が上がる。