1994年度、アルゴ・ピクチャーズ作品。
(日本映画界の話題になった製作会社。
新宿に専用上映館もあって頑張っていた様子ではあったが、苦戦を強いられていた。
その後期にピンク映画界で有名な廣木隆一監督の作品として、本作は話題になった。
僕は当時ビデオレンタルで鑑賞。
廣木隆一監督アレルギーを発症した記念すべき作品。)
本日、観る機会に恵まれた。
が、嗚呼やはり廣木隆一アレルギー。
つ、つまらない。
どうして、こんなに人間の動物性を描けるのに映画としてつまらなくて済ませられるのか。
人間は生々しくて描けるのだ。
それだけでは映画にならない見本のような作品を量産しているのが廣木監督。
(高校生が走るシーンを観て東陽一監督『サード』を思い出す。
あのやりきれなさ。
焦燥と失望と、肉体にある有り余る躍動。
本作は、ダダっ子チャン達の退屈な毎日。
エッチ、しているだけ。
しているだけで興奮できる、お粗末さ。
愛も恋も情も、何もわからない者たちのただの駄々。)
野村祐人さんが、やはり素敵であった。
それからあまり俳優として見なくなった、と思ったらお母様はあの奈良橋陽子さんで、野村さんは製作者側の人になっていた。
ご活躍をお祈り申し上げます。
って、それだけかい〜〜〜