ゆず

セックスと嘘とビデオテープのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公のアンは弁護士の夫と結婚し、何不自由なく生活しているが、自分でも原因の分からない悩みにしばしば取り憑かれ、精神科に通っている。アンはセックスに対して否定的。それを察した夫のジョンは浮気に走り、夫婦間ではセックスレスが続いている。しかも浮気相手は嫁の妹である。そこへやってくる夫のかつての同級生グラハム。彼のちょっと変わった趣味を通して、自分の抱えている問題の根本に気づいていく姉妹。

ただのメロドラマかと思いきや面白い。タイトルからもっとえげつない内容かと思ってた。人に言えない悩みをさらけ出したことで、コンプレックスや偽りの関係から開放されていく話だった。淡々と進むくせに後味が良い。
スティーブン・ソダーバーグの初監督作、1989年サンダンス映画祭観客賞とカンヌ国際映画祭最優秀をとったらしい。華々しい監督デビューだったんだなぁ…
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