トライアスロン大会に出場されている聴覚障害者の御夫婦の手記を原案に、大林宣彦が脚本(単独では無い)監督をつとめた作品。
トライアスロンレースのスタートからゴールに、夫婦二人の幼少期から出逢い、結婚、出産を重ねて展開する。
殆ど全ての会話が手話なので字幕が、更に、普通の会話にも聴覚障害者の為に字幕が付けられているので、少し見辛い感じがあるが内容は面白かった。
今の様に、メールによる文字情報の伝達手段が無かった頃の話しなので、現在の聴覚障害者の状況としてそのまま捉える事は出来無いが、聴覚障害者の生活や想いを窺い知る一助になった。
主役を演じた二人もそうだが、手話を使いこなした脇役も立派だった。