風の歌が聴きたいの作品情報・感想・評価

「風の歌が聴きたい」に投稿された感想・評価

映画男

映画男の感想・評価

4.0
啞のカップルの物語。俺はこういうヒューマンドラマに弱い。。それにしてもいい映画やった。まさか大林宣彦の映画で長渕剛が聴けるとは。隠れた名作とはこう言う映画のことを言うんじゃないか。
夢野猫

夢野猫の感想・評価

4.0
トライアスロン大会に出場されている聴覚障害者の御夫婦の手記を原案に、大林宣彦が脚本(単独では無い)監督をつとめた作品。

トライアスロンレースのスタートからゴールに、夫婦二人の幼少期から出逢い、結婚、出産を重ねて展開する。

殆ど全ての会話が手話なので字幕が、更に、普通の会話にも聴覚障害者の為に字幕が付けられているので、少し見辛い感じがあるが内容は面白かった。

今の様に、メールによる文字情報の伝達手段が無かった頃の話しなので、現在の聴覚障害者の状況としてそのまま捉える事は出来無いが、聴覚障害者の生活や想いを窺い知る一助になった。

主役を演じた二人もそうだが、手話を使いこなした脇役も立派だった。
主人公カップルが聾唖者のため、ほぼ映画全篇で手話が使われる。彼らを取り巻く人々も含め、まず相手と向き合い、表情と手話で気持ちを伝えることに真剣になっている。素敵だなぁと思っているうちに2時間40分がたちまち過ぎた。
中江有里がいい。1人の女優が中学生から30過ぎまで無理なく演じてる映画、ほかにあったかな?
takujuro

takujuroの感想・評価

3.8
海はオーケストラ、小さな草を揺らす風はバイオリンソロのように聴こえている
ハッとした
聴覚障害者の話

このレビューはネタバレを含みます

 大林監督の聴けじゃなく聴きたい


 2012年7月1日 15時08分


1998年プロデューサー大林恭子ほか。撮影今関あきよし。脚本中岡京平、内藤忠司。脚本、編集、監督大林宣彦。

本作が一番大林フィルモグラフィーを振り返った時に驚いた作品でした。
らしくないというか、なんか真面目な大林映画?というか。

聴覚障害者、トライアスロン、天宮良とあの中江有利、福祉系映画かなと予想。

中江さんは山田洋二監督の「学校」で見てちょっとファンになったら、影を潜め、この映画を知り「活躍」してたんですね!と嬉しくなったもんでした。

「なんでだ?」と大林さんの作風にない映画だと。これは何かあったに違いないとファンは思うわけです。

大林ロングディレクターズカット版DVD鑑賞です。



大林映画としても誠に異色作品で、感動作品でありました。俳優の映画であります。

本当に大林監督作品ですが、別人が撮りあげた映画に見えました。

よくあります、福祉系映画、実際の話、ノンフィクション映画にあるお話。
それをキャリアのある、大林監督が撮るとこんな優したくましつつしまやかに「愛」
を魅せてくれたような気がしました。

物語は

聴覚障害者の夫婦がトライアスロンに挑戦するお話であります。

ぜひ多くの方にみてもらいたい

まあある意味ベタな感じですが、出演2人

聴覚障害者で発語を臆することなく話す天宮良

生まれつき話せない中江有利

2人の素晴らしい演技必見。

私は中江さんの演技がとっても素晴らしいと思い、時に涙チョロッと滲みました。

話せない途切れ途切れの声がとってもリアルで、彼女の健気な頑張り障害者としての中江さんが伝わります。 

天宮さんは、主役上、らりとしっかり喋れるのはわかるんですが、天宮さんも良かったです。ちょっと高校生姿は無理あったかもしれませんが、、(笑)

彼ら2人の夫婦の軌跡を出会いから成就までレースと平行して描かれていきます。

彼ら両親に
大林組の入江若葉、入江さんもこんなに台詞が多い役初めて見ました。

「はるか、ノスタルジィ」からの大林組勝野洋

素晴らしい手話を披露する「帝都物語」のモンスターばりの巨人嶋田久作

「青春デンデケデケデケ」から林泰文と紫山智加

松田洋治さんもチラリゲスト

「あした」の高橋かおり

そして最新作品「この空の花」の出演に繋がる高島政宏、兄がチョロッと出演



感動したいあなたにぜひみてほしい

風の歌を

聴け じゃなく

聴きたい な2人の走り

2人の風をぜひ! 

追伸
誠実な愛っていいですね、って思わせてくれる大林監督に感謝です!

聴けじゃなく聴きたいに「価値あり」「差があり」愛がありました。中江さんかわいいなぁ。