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男はつらいよ 純情篇のcのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)
4.0
故郷が恋しくなり葛飾柴又に戻ってみると、二階の自分の部屋に下宿人があることが分かり落ち込む寅さん。もう帰らねぇよ…と言い残し、出て行こうとすると、店に入ってくる美女が一人…。たちまちへらへらしはじめる寅…。
今回のヒロインは、下宿人の美女夕子を演じる、若尾文子である。お着物がよく似合い、お上品な言葉遣いをする女性の役が本当に似合う。寅さんの持つ他の男には感じられない魅力に無条件に惹かれるヒロインらが多い中、夕子の「面白いことばっかり言ってらっしゃるけど、でもつらいこともあるんでしょうね。」という寅に対するセリフには、寅の奥深いところまで見ている女性と感じられてジンときた。
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