男はつらいよ 純情篇の作品情報・感想・評価

「男はつらいよ 純情篇」に投稿された感想・評価

tarouman

taroumanの感想・評価

3.5
BSテレ東
冒頭長崎五島列島の宮本信子と森繁。残り舞台は柴又で博の独立騒動。マドンナは夕子役のあやや。

すでに6作目にして家族から病気扱いされ、この辺からはなんの衒いもなくストレートにマドンナへ横恋慕。

本作は柴又のドタバタもまずまず面白いのだが、個人的には宮本信子との旅路が印象的。
故郷の島が見えてきた船の中で渥美清が声をかけた途端に号泣する宮本信子。森繁が入ってからの重厚なセリフ回し。
ただ、そこからの展開で柴又に帰ろうとする寅さんがいかにも軽くて少々違和感。

ラストの「ふるさとってやつはよ、ふるさとってやつは、、、」はやはりグッとくる。
因みに本作は「純情編」だが、前作の「望郷編」と逆のほうがしっくりするのは当方だけか。
そういえばタコ社長の家族も見れます。
前半の寅さんはいつになく男前で寂しげだった。今回はさくらが結構出てくるし、最後の駅のホームでの寅さんとの別れの場面が情緒があって良かった。今回の寅さんは、今までよりもいっそう義理堅い。
「さくら、故郷ってやつはよぉ!故郷ってやつはよぉ!、、、」


寅さんが留守中に居候しているマドンナ役の若尾文子さんが綺麗だ。
寅さんが旅先で助けた子連れの女性を、若くて可愛い宮本信子さんが演じているのにも注目。


「もう二度と帰るまいと思っても、気持ちが帰っちゃうんだよなぁ」

寅さんの帰るところは、いつまでも柴又にある。


※たこ社長の下で働く職人の中に、鈴木亮平さんにそっくりな人がいる(笑)。
nana

nanaの感想・評価

3.3
記録。
初期の頃だなぁと思ったら今日のは6作目だった。
森繁久彌さんが出た時あったのか~。
タコ社長が面白かった。
BSで放送されてるのを
たまに親が見てるから一緒に視聴。
結構ちょくちょく見てるから
だんだんと寅さんの面白さが分かって来たような?
新作って どんな感じになるのかな
遠回しの言い方では、振ることさえ難しい鈍感さ、そして、頼まれごとを全く仲裁できていないのに開き直る無責任さ、それでも純粋な人間味あふれる寅さんが、今回も笑わせてくれました。
でも、身近にこんな人いたら大変だろうなぁ。
くるま屋に居候としてやってきた超美人に寅さんがまたまた恋をしてしまう‼︎

みんな大好き男はつらいよシリーズ‼︎
今回は寅さんの恋以外にヒロシの独立騒動などもあってなかなか面白かった。
たこ社長の貴重な家庭のシーンが見られるのもレアでよかった。
クライマックスの寅さんとサクラの別れるシーンはさすがシリーズきっての名シーンだと思った。
kojikoji

kojikojiの感想・評価

4.0
坂口安吾のクラクラ日記というドラマがあった。主演は確か、若尾文子だったと思う。毎週水曜日、9時、両親には言えない楽しみだった。それ以来、妖艶な若尾文子のファンになった。
純情編は、「春になったら必ず帰ってくる燕さえも、何かをキッカケにぷっつり帰って来なくなることもあるんだぜ。」(昔、使わせてもらったこともある)など、たくさんの名セリフもあり、五島が舞台で、忘れられない作品。森繁がいい。
しろう

しろうの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

Wikipedia引用
あらすじ

旅から帰った寅次郎は、またしても自分の部屋に下宿人が居ることに腹を立てる。しかし、下宿人がおばちゃんの遠縁に当たる娘の夕子(若尾文子)で、しかも飛び切りの美人だと知ると態度を180度変え、寅次郎は鼻の下を思い切り伸ばして日々の生活を送るようになる。事情を聞くと、夕子は夫とうまくいかず、そのため別居を決意したのだという。夕子のつらい立場に同情した寅次郎は、たちどころに夕子に惚れてしまったが、ある日、夫が夕子を迎えに来たのであった。
寅さん6作目
今回は劇伴が非常によかった

冒頭の長崎・五島のシーンではいつになく渋い大人の一面を見せる寅さんでしたが柴又へ戻ってくると、結局いつものトラブルメーカーの寅さんで、何だか少し安心しました


柴又駅でのさくらとの別れのシーンは、今作も切ないものとなっていました
MiYA

MiYAの感想・評価

3.5
第6作。マドンナは若尾文子。

映画のメインは博の独立話。博とタコ社長の双方から相談をうけた寅次郎がそれぞれの説得を安請け合いしたところから騒動に。これがすこぶる面白いのです。終いには「俺、知らねえよ」と言って投げ出す寅次郎に対し「その無責任な言い方はなんだ!」と怒りだすおいちゃん(もちろんこれはおいちゃんの口グセ)。爆笑です。

冒頭の森繁久彌と宮本信子の父子のエピソードもまた味わいがあります。「あんな男のところへ帰りたくない」という娘に対し、「お前が好いた男ならいいところは1つくらいあるんだろ。それを育ててやれなかったお前が悪い」と諭す父親。ここまで味わい深いセリフはなかなかいえない。森繁久彌が渋すぎる。

最後、いつものように寅次郎は失恋して家出するのですが、珍しくさくらとの別れのシーンがじっくり描かれます。これもいいのです。

笑いと涙。それぞれに見所があってバランスがとれています。これは佳作です。
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