宅配レンタル6本目
凄いの観たかも。
2:37誰かが自殺。
その日の朝へ遡る。
主要人物6人の抱える悩みを、その日を通して知る。
↑の作りなので、誰が自殺をするのかを自然と考えながら観てしまうんだけど、一人一人の悩みを真剣に捉えれば捉えるほど当たらない気がする。
各視点から重ねるように同じ出来事を描くことで伏線を回収したり、関係性を描いたりが超上手い。
学校というコミュニティが孤独や疎外感と隣り合わせなことを改めて感じた。狭い学校が学生にとっては社会の大半だし、終えてみると短い学校も孤独や疎外感を感じながらだと長い。
校舎の設計とかトイレの位置とかなんとなく覚えちゃう。そんな狭い場所で起きてることなのかと考えるとより怖い。
ルークやサラが理想の自分や、周りに求められている自分を保ってる感じが一番きつかった。この時期の学校という存在の大きさが一番顕著に表れてた。
ずっといじめられてたスティーヴンが、一瞬で加害者側に変われてしまうあの描き方も良い。
オチに関して。
映画の中で描かれた主要人物たちには自殺と簡単に結びつけれてしまう悩みがあった。
僕はケリーなんかやたら人に絡むし、世話好きなのかな、いい子だなくらいで観てたのでかなり驚きました。見えるもの、誰もが死と結びつけられるような分かりやすい悩みだけが悩みではない。他人と積極的に接しようとしてたという部分から想像できる部分もある。
SOSを求められてる気がしてくるようにもなってて、それも相まって気づけなかったこと自体が尾を引かせる後味の要因になってる。
なんにしても個人的にマーカスは許せない。
親からのプレッシャーによるストレスで何かのタガが外れたんだろうとは思うが、その発散の仕方は完全にナシ。
青春の裏の部分全部詰め。
良い映画というより好きな映画。
また観たいな。
2024
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