
中国・上海在住のコピー・ライター、デヴィッドは作家を目指しながらも現在はアルコール依存症に陥り、自堕落な負け犬人生を送り続けている。そんな日常に焦燥感を覚えて久しい彼が、ある時、見知らぬブロンド女性にタバコを1本おごったことから会話が始まり、気がつくと一晩のガイド役を引き受けることになっていた。ネオンに照らされた美しい夜の上海。2人は道に迷いながらも、自転車に乗って目的地の廃墟にたどり着く。中に入り、かつて住んでいた人たちのことを想像しては思いにふけったあと、さらに地図を頼りに夜の上海を散策し続けては、“想像”という名の創作の翼を広げていく。だが、些細なことから仲違いが生じてしまい…。
(c) Andrej Iliev