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Strange Journey: The Story of Rocky Horror(原題)
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『Strange Journey: The Story of Rocky Horror(原題)』に投稿された感想・評価

4.0
Strange Journey: The Story of Rocky Horror 2025年作品
8/10

リナス・オブライエン監督
ティム・カリー、スーザン・サランドン、リチャード・オブライエン、ジャック・ブラック、トリクシー・マテル、バリー・ボストウィック、ルー・アドラー、パトリシア・クイン、ネル・キャンベル、ジム・シャーマンほか。

『ロッキー・ホラー・ショー』50周年にあたり、リチャード・オブライエンの息子リナスが監督したドキュメンタリー。

自分は学生時代にビデオで『ロッキー・ホラー・ショー』を観て好きになり、1994年にはロンドンで舞台版を観た。隣には190cmくらいありそうなドラァグ姿の二人が座り、観客が皆、決まったところで決まった突っ込みを入れている。これはただ事ではないと思った。

2004年にはニューヨークで週末にロングラン上映を続けていた映画館へ行き、上映前に観客が余興をし、上映中にはライスシャワーまで飛び交う光景を体験した。

その後も横浜で舞台版を観て、2009年にはウィンブルドンの劇場で、親から子へ、さらにその次の世代へと三代にわたってファンが継承されていく姿を眺めた。

そんなふうに節目節目で『ロッキー・ホラー』を楽しんできた自分だが、本作冒頭でリチャード・オブライエンの故郷ニュージーランドにリフ・ラフの銅像が建っているのを見て、改めてこの作品がどれだけ巨大な存在になったのかを思い知らされた。

50年という年月は長い。

2026年8月25日にはティム・カリーも亡くなった。本作では、2012年の脳卒中の後遺症で車椅子に乗りながらも、自らフランク・フルターを振り返る姿を見ることができる。

すでに、
Meat Loaf(Eddie)―2022年、74歳
Charles Gray(Criminologist)―2000年、71歳
Jonathan Adams(Dr. Scott)―2005年、74歳
も亡くなっている。

その意味でも、本作は本当にギリギリ間に合ったドキュメンタリーという印象がある。

ティム・カリー(フランク・フルター)
リチャード・オブライエン(リフ・ラフ)
パトリシア・クイン(マゼンタ)
ネル・キャンベル(コロンビア)
バリー・ボストウィック(ブラッド)
スーザン・サランドン(ジャネット)
ピーター・ハインウッド(ロッキー)
ジム・シャーマン(舞台版・映画版監督)
スー・ブレイン(衣装)

これだけの主要人物の証言をしっかり残せたこと自体に大きな価値がある。

突貫作業で生まれた舞台がイギリスとロサンゼルスでヒットし、ニューヨーク公演では失敗。そして映画版も当初は振るわなかった。それが深夜上映を通じて観客自身の手によってカルト化していく。

その奇妙な歴史を、当事者たちの証言と映像できちんと残している。

『ロッキー・ホラー』ファンなら必須科目と言っていい。

今さら『ロッキー・ホラー』に救われた人々について語ることもないかと思っていたが、ドラァグクイーンのトリクシー・マテルがこの作品に勇気づけられた話や、ジャック・ブラックがミートローフを見て、「太っていても、面白くても、ロックも演技もやっていける」と感じ、表現者としての道を見つけたという話も面白い。

ただ、一番この作品に救われたのは、リチャード・オブライエン自身だったのではないだろうか。

後に自らのジェンダーについて公に語り、80代になった今も驚くほど若々しく、楽しそうに生きている。

夢見るのでなく、夢そのものになれたのだ。
み
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これいつ日本の媒体で見れますか!!