
親の仕事を継ぎ、つつましやかに温泉宿を営む康太。 いつもの日常の中、ある小道で前を走る車の様子がおかしい。 心配した康太が車を止めると、運転していたのは、高校時代から康太が推している元アイドル”鮎川舞子”だった。 しかし、テレビのニュース速報では、舞子の夫が薬物で逮捕され、舞子は行方不明とテレビで見たばかり・・・ 混乱する康太だったが、知らないふりをして、これまで康太の人生を照らし続けてくれた推しである舞子に、今自分ができることを全うしようと心に決める。
©️2026 吉田修一/KADOKAWA/In Her Room