カフェオレ

ロボジーのカフェオレのレビュー・感想・評価

ロボジー(2011年製作の映画)
4.0
『ウォーターボーイズ』でおなじみ矢口史靖監督の作品。
彼が作る映画は気楽に観れて、ほっこりする。


クーラーや冷蔵庫が主力商品なのに、社長の気まぐれに振り回されて知識もないのにロボットを作らなければいかなくなった社員三人と、ロボットが完成するまで中の人としてアルバイトすることになったおじいさんが主な登場人物。

小柄、ふくよか、ノッポな三人はダメ社員感をぷんぷんさせるほどの演技力の高さ。
うち一人はお笑い芸人。
演技力のあるお笑い芸人は、もっと俳優もやって欲しいなぁ。


おじいさん役はミッキー・カーチス。
目立ちたがり屋で厄介者、でもユーモアもあって完全には嫌いになれない老人の完成度は素晴らしいのひとことに尽きる。


定年まで働いた後、やることなくてぼけーっとするのはもったいないし寂しい。
仕事がなくなったら急に、自分はもう必要とされてない人間なんだと魂が抜けてしまわないような生き方をしようと思った。