このレビューはネタバレを含みます
1888年にロンドンで起こった実在の“切り裂きジャック事件”を題材にした映画。
言われているほど残忍でグロいシーンというのはなかった。想像をさせるだけで露骨には見せない。この手の映画は薄目で見る私だけどこれは最初から最後まで目を見開いて見れたし。
同じくハラハラドキドキも別にない。
ジョニーデップ演じるアバーライン警部はアヘン中毒で予知夢を見るというのも、あんまり予知夢が事件解決に貢献していたわけでもなく、その他エレファントマンや怪しげな精神異常患者へのロボトミー手術とかもたいして重要なパーツではなく、フリーメイソンとかも別に必要だったとは思えず、全般的になんだか弱い印象しかないな。
誘拐?されたアルバートの正体がわかり、犯人やその動機?とかその真実がわかってせっかく面白いのに、どうせなら梅毒になった王子や王家の裏側とかそっちの方の闇に持ってった方がオーソドックスながら面白かったんじゃないかなと。
結局、ジョニデがうつくしかったあとか、当時のロンドンの街並みや色がイイとか、そんな感想しか残らないのかも。