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The Man Who Loves the Birds(英題)の映画情報・感想・評価・動画配信
The Man Who Loves the Birds(英題)を配信している動画配信サービス
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動画配信は2026年8月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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目次
The Man Who Loves the Birds(英題)が配信されているサービス一覧
The Man Who Loves the Birds(英題)が配信されていないサービス一覧
The Man Who Loves the Birds(英題)の評価・感想・レビュー
The Man Who Loves the Birds(英題)が配信されているサービス一覧
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The Man Who Loves the Birds(英題)が配信されていないサービス一覧
『The Man Who Loves the Birds(英題)』に投稿された感想・評価
KnightsofOdessaの感想・評価
2026/08/25 21:43
4.0
[ウズベキスタン、ある青年詩人が見た暴力と絶望の叙事詩]
傑作。ウズベキスタンを代表する映画監督アリ・ハムラーエフによる代表作。暴力に囲まれたウズベクの若き詩人の青春物語。冒頭から暴力と絶望が畳み掛けてくる上に、最後まで隙間なく詰め込まれている。エミール・バイガジン初期作(特に『ハーモニー・レッスン』)みたいな、ジワジワと追い詰められていくような"ねっとり"とした絶望感よりは幾分マシだが、あまりにも唐突に始まって唐突に終わるという意味で絶望感がある。"アーモンドの花が咲いた!"と叫んでいたら村人からリンチにあい、自分を産んで死んだ母親の幻想と彼女の思い出に囚われて酒浸りになる父親が度々登場し、その父親が酒飲みすぎて死んだら葬式中に家財を借金のカタに取られてしまい、村娘に惚れられるが望まぬ結婚を迫られる彼女を助け出すことなどできない。村を追われて放浪する二人には更なる絶望が降りかかるが、二人はそれを退けて生き抜こうとする。彼らが見出す希望は詩という形で主人公ファルークの口から語られ、その言葉を喚起するような自然の情景が鮮やかに切り抜かれる。ウクライナにはイリェンコが、ジョージアにはパラジャーノフがいるように、ウズベキスタンにはハムラーエフがいるとも評される色彩感覚の美しさが良い
題名にもある通り、本作品は鳥の存在が重要になってくる。印象的な場面は三つ。一つ目は権力者の風刺劇を上演していた大道芸人が、鳥のモノマネ中に権力者本人に射殺されるシーン。二つ目は大雨に降られた二人が隠れる洞窟に大量の鳩が避難してくるシーン。逃避行を続ける二人の存在は鳥に重ねられているが、飛ぶという特徴的な動作以外の、人間に簡単に殺される側面、夜や雨の中では自由に飛べないという側面が強調される。三つ目は逆に、生命の天使と別称される孔雀みたいな鳥が、見つけると幸運を齎す鳥として紹介される。そんな状況に置かれても希望を信じて生き抜く二人の姿が託されている。そんな彼らの前に、洪水で家族を失った少女グルチャが現れる。二人は彼女を仲間に入れるが、すぐに三角関係に発展してしまう。グルチャはファルークではなく彼の相方カビブが好きだった。そんな二人を観て、彼らの寝床に果物を並べながら、ファルークは死んでしまった人々に向けて"貴方は愛を語ってくれた、貴方の世界からここが見えるなら、彼らを助けてあげてくれ"とつぶやく。なんて詩的で悲しい映画なんだ。
#2023ofOdessa
#EEMofOdessa
#UzbekFilmOdyssey
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shadで行こうの感想・評価
2026/09/04 14:02
4.1
中世のウズベキスタンに暮らす詩人の少年、ファルークの成長物語。
幻想的な映像の美しさが、台詞以上に雄弁に物語る。しかし、美しさに圧倒されるだけの作品では決してない。ファルークの言葉が勝つのか、それとも何度も彼にふりかかる暴力か。果たして、ペンは剣より強しとなり得るのか。
アリ・ハムラーエフ監督が、ソ連時代の技術をあらん限り試したかったのだろうか。スーパーインポーズを駆使して、ファルークの誕生や親友・ハビーブの恋の行方などを表現する。どれもが美しく、美しすぎる故、哀しさが際立つことも、ある。
真っ暗な画面に白字のオープニングクレジット。轟轟と唸る吹雪と口琴のような不穏な音楽でMan Follows Birdsは始まる。黒い画面、転じて真っ白な雪景色に。うっ、眩しいじゃないか。ところどころ雪解けが始まり、アーモンドの花の開花をじっと待つのがファルーク。大きな瞳はどこか少女のようでもあり、唇の上にうっすらと髭が生え始めているので、14歳くらいだろうか。
ファルークが繊細すぎるのか、生まれてきた時代が悪かったのか。生まれ落ちたその日から過酷な運命が待ち受けており、次から次へと彼は暴力の犠牲者となる。
謎の浮浪老人が奏でていた弦楽器には、孔雀の寄せ木細工みたいなのが施されていた。親友・ハビーブたちが「天使」と見間違えたのが孔雀で、あの場面にはわずかな希望を感じたのだが。タイトルを失念したが、昔、何かの映画祭で鑑賞した中央アジアの映画でも孔雀がよく出てきた。何か意味のある鳥なのだろうか。
そして意外なエンディング。私の理解が追いついていない箇所もあるので、私が誤解しているだけかもしれないが、暴力からは暴力しか生まれないという虚しさを最後に感じた。
【本作との出逢いとウズベキスタン映画】
フォローしている方がレビューを掲載していて、初めて本作のことを知った次第。とても感謝している。幸い、Youtubeのuzbekkino(ウズベキスタン映画)で本作を無料で視聴できた。
https://www.youtube.com/watch?v=vQ90MVsabQ0
ソ連時代製作のためか、ロシア語である。それも吹替えのように不自然に聞こえるロシア語なのだ。ウズベク語を話している上からロシア語の音声をかぶせたのだろうかと思い、じっと口元を見るが、ロシア語を話しているように見える。なぜ、いちいちロシア語の音声をかぶせるのか。マイクの収音性が低かったのだろうか。私が慣れないせいもあるが、マイナス点。
日本では馴染みのないウズベキスタン映画だが、2025年に開催された中央アジア今昔映画祭ではウズベキスタン映画祭が特集され、意外にも映画大国であることを知った。映画祭のおかげで、2点、名作に出会うことができた。
【出演者のこと】
大きな瞳が印象的のファルークを演じたのは、ウズベク・ソビエト社会主義共和国出身のジャニック・フェイジエフ(Dzhanik Fayziev)。imdbの情報によると、本作出演後はテレビドラマの製作をしているようだ。ウズベキスタンのテレビ番組だなんて、とっても興味があるだけに、日本で簡単に視聴できず残念。
ファルークに略奪結婚を迫るアマンデリヤは、ディロロム・カムバーロヴァが演じている。ストーカー気味で薄気味悪いとしか思えなかった。イスラム系のウズベク人女性は貞淑、と私が勝手に思い込んでいるせいか、アマンデリヤの積極性は怖かった。カムバーロヴァ
はロシアっぽい苗字だけれど、顔立ちは中央アジア寄り。かと言って、モンゴルや韓国の顔でもない。ウズベキスタンの混血具合は、そのままウズベキスタンの歴史を表しているように感じる。
川で見つけた少女、グルチャ(Nargis Avazova)が泣きだす演技。これが、唐突すぎる。吹替えロシア語のせいか、違和感を覚える。吹替えでないロシア語(恐らく当時のウズベク人はロシア語で教育を受けているだろう)かウズベク語で演技をすれば、違う印象だったかもしれない。主要なキャラなだけに、惜しい。これもマイナス点。
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