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アメリカの無保険者も含めて全国民が見た方が良い作品。
しかしアメリカの権力者は手加減を知らないというか、何をするにしても徹底している。
お金がない患者を貧民街にタクシーで送り付けるとか、指を切断しても治療費が出せないなら治療しないとか、やる事がエグい。働かざるもの食うべからずという社会主義的な発想は、資本主義国家のアメリカでこそ体現されている。
それにしても貪欲なアメリカ人が多いのはヒヤリとする。それがロビー活動を通して政治にもどっぷりと浸透している。
統一教会の日本も似たようなものなのだろうか。少し、いや、かなり心配になるのはわたしだけではあるまい。
マイケル・ムーアのシンプルな思考とその行動力が本作も遺憾なく発揮されていた。感服至極。