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Woman Unknown(英題)の映画情報・感想・評価・動画配信
Woman Unknown(英題)を配信している動画配信サービス
『Woman Unknown(英題)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?
動画配信は2026年8月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
Woman Unknown(英題)が配信されているサービス一覧
Woman Unknown(英題)が配信されていないサービス一覧
Woman Unknown(英題)の評価・感想・レビュー
Woman Unknown(英題)が配信されているサービス一覧
『Woman Unknown(英題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
Woman Unknown(英題)が配信されていないサービス一覧
『Woman Unknown(英題)』に投稿された感想・評価
KnightsofOdessaの感想・評価
2026/09/14 22:22
3.5
[デンマーク、過去に追われる女たち] 70点
2026年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品、金獅子賞受賞作品。メイ・エル=トーキー長編三作目。舞台は二次大戦終戦直後のデンマーク、人々が解放を祝う中で新たな人生のステップへ進もうとしているのが主人公マリーだ。彼女は元々乳母兼家政婦として手袋工場所有の実業家クリスチャンの家で仕事をしていたが、晴れて二人は結婚することになったのだ。結婚も秒読みとなったあるとき、故郷の知り合いとばったり遭遇してしまい秘密がバレそうになる。それは戦時中にドイツ兵と親密な関係にあり、子供まで産んでいたということだ。マリーや漸く得た女主人という立場を守るため東奔西走する羽目になる…云々。デンマークでの金持ちとの身分差のある恋愛…捨てたはずの過去に追いつかれそうになる女…という設定で思い出すのはマグヌス・フォン・ホーン『ガール・ウィズ・ニードル』だ。同作のおどろおどろしさはミハウ・ディメクによるモノクロ撮影が大きく寄与していたが、本作品においてもヤスパー・スパニングによる陰影や鏡を活かした撮影が印象的だった。カラー撮影だが、闇にボンヤリと浮かび上がる前妻の白いドレスや薄暗い部屋にいるマリーの顔に当たる眩しい屋外の光など、自然な形で息苦しさを煽ってくるのが上手い。"過去の亡霊"というのは、詳細が曖昧なマリーとドイツ兵との関係以外にも、クリスチャンの病没した元妻の亡霊、いわゆる"コラボ"として丸刈りにされて罰された女性たちのことなども含まれている。クリスチャンはマリー本人にはあまり興味がなさそうで、仲間内のパーティで手袋のモデルにもなり、セックスの相手にもなる従順な若い女だったら誰でも良さそうで、だからこそ元妻の着ていたドレスを仕立て直すことに拘っている。マリーは賢明に排除しようとするが、何度も彼女に追いついてくる。ここで元妻を知る古参メイドがマリーと対立…なんてことになったら面白かったが、流石に尺が足りないのでそこまではせず。そして、終戦直後という文脈から他の"コラボ"女性たちにも目を向けている。決まって彼女たちを断罪するのは男たちであり、断罪されるのは女たちなのだ。それを女たちは疑いもしない。あるとき、マンションの扉に鉤十字の落書きをされ騒然となるが、噂に登場するのはクリスチャンのメイドたちと向かいの部屋に住むシングルマザーのベルグ夫人だけで、男たちは自分が疑われていると思いもしないのだ。マリーは"戦時中に消極的協力をしてしまうのは誰でも一緒なのではないか?"という疑問を投げつける。女を過剰に断罪することで自分が消極的にでも協力したことを濁そうとしているのではないか?フランスのレジスタンス神話的な妄想に浸っているだけではないか?と。しかし、その疑問は虚空を漂ったまま答えは出ない。そして、マリーも生きていくために、何食わぬ顔をしてそちら側に加担するしかない。ラストの分裂した鏡像は、一人の人間の中にまるで違う方向を向いた自分が何人も含まれていることを視覚化しているかのようでもあった。それを抱えて、生きていくしかないのだ。
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