iwashi

鉄道員のiwashiのレビュー・感想・評価

鉄道員(1956年製作の映画)
3.5
1956イタリア映画
イタリアの庶民、家族の小さな悲劇と小さな幸せ。
ある年のクリスマスから次の年のクリスマスまでのお話。
鉄道機関士一筋30年初老の男とその幼い末っ子の視点を中心に5人家族を描く。

家族の物語はいい。
誰の気持ちもわかるような気がするし誰にも感情移入できる。
自分が機関士の男へいかほどの思い入れがあったかラストに気付かされた。

゛誰かと誰かがいい争いをしているときはね、ほとんどの場合どちらも正しいことを言っているの。
ただ、その二人が同じところに住んでいると二人は言い争うこともなくなってしまう。
それがいけないの。
やがて思いが積み重なって破裂して離れ離れになって、孤独を落ち着いた幸せ、なんて言ってみたりして。゛

大事な人とはたくさんの時間を共に過ごしたいですね。
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