人はなぜ山に登るのか?
危険を制覇するという冒険心が、遺伝子に刷り込まれている人たちがいるんでしょうね。
1936年にあった実話だそうです。
この当時の装備で前人未到の山の頂上目指すなんて、なんとも聞いただけで眩暈がしてしまう。。
オーストリア人がいなかったらもしかしたら成功してたんじゃないか?って思っちゃいますね。
黒部ダムを作った話を知った時も思ったんですが、標高3000mあたりまで乗り物を走らせたり、山小屋作ってるのがそもそもすごい。
人の絶命をじっくりゆっくりと描いており、非常に息苦しくなります。
絶命の瞬間は、「あ、死んだ…」って認識できるリアル。
それだけ役者さんの魂が宿った迫真の演技を観ることができます。
凍傷になると皮膚がもう黒くなっちゃうんですね…
自然の怖さ、人間のお粗末さ、愚かさと共に、生への執着も感じられる。
登山の描写もリアルで目を見張ります。
見応えはかなりありますが、結構しんどいので、観るのは心の覚悟が必要です。