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ミス・アメリカ パリを駆ける
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『ミス・アメリカ パリを駆ける』に投稿された感想・評価

ロベール・デリー監督脚本出演のコメディ。ルイ・ド・フィネスも出演。その関係で「大沈没」になったのだろう。もっと観たい監督だが、3本しか公開されていない。フランスのコメディではジェラール・ウーリーと共にお気に入りだったのだが。
3.7
アメリカン・ビューティー

1961年のロベール・デリー監督作品。彼は10代の頃通訳になるためにロンドンに留学し、そこでシェイクスピア劇やチャップリンの映画に出会い、天啓を受け、帰国後ルネ・シモンの演劇研究所の門を叩く。そこで出会ったコレット・ブロッセと結婚し仲間たちと演劇一座「ブランキニョル」を作る。役者としても端役ではあるがジャン・グレミヨン監督『曳き船(1941)』やマルセル・カルネ監督『天井棧敷の人々(1945)』といった有名作品に顔を出すようになる。映画では監督にも進出し、同時に演劇では『伯母さんの羽飾り』が圧倒的な好評を得て、ロンドンではエリザベス女王がご観覧になるほどであった。この人気はブロードウェイに渡っても留まることを知らず、4年間のロングランとなった。1961年に帰国した彼らはフランスのあらゆる劇場から上演の申し出を受けたが、渡米中に得たアイデアを映画化することを優先した。そうしてできたのが本作『ミス・アメリカ パリを駆ける』である。
 
パリの工場で足蹴りしないと作動しない奇妙な機会を動かしている工員マルセル(ロベール・デリー)は友人のアルフレ(アルフレ・アダン)から500フランでバイクを譲ってもらおうとしていた。そんなときに偶然アメリカ製の高級オープンカーを500フランで譲るという新聞広告を目にする。マルセルは妻のポーレット(コレット・ブロッセ)と相談し、車の持ち主のリュカンザス夫人(アニー・デュコー)に会いに行く。マルセルが新車に乗って意気揚々と帰ってくると近所の人たちが集まってくる。仲間たちを連れて「ミス・アメリカ」と名付けた車でドライブに出かけるマルセルであったが、燃費の悪いアメ車はすぐにガス欠になってしまう。ガソリン代が足りないと分かるや一同で住宅の前で歌をうたい投げ銭でガソリン代を稼ぐ陽気さだ。
貧しいマルセルが高級外車に乗っているという噂は警察にまで届き、刑事が聞き込みに動く。リュカンザス夫人は確かにマルセルに売ったと証言するがどうやら事情があるようだ。夫人がこんなにも格安で売ったのは亡夫の秘書であり愛人であったシモーヌ(エリアヌ・ダルメイダ)への復讐心からであった。亡夫の遺書では車か車を売ったお金をシモーヌに与えることになっていた。リュカンザス夫人はシモーヌの取り分を少なくしようとして破格の値段で新聞広告を出したのだった。
マルセルは職場である工場にもミス・アメリカで出勤するのだが、工場主の車よりも立派で彼の怒りを買いクビになってしまう。失業者となってしまったマルセルは「女性と犬と高級車」というテレビ中継のコンテストを見つけ、妻と犬を乗せて賞金稼ぎに出かける。ところが犬が大暴れし会場を滅茶苦茶にしてしまい大失敗。仕方がないのでマルセルはミス・アメリカを使った運転手の仕事をする。しかし雇い主はこの車を狙っているシモーヌであった。
 
その後もマルセルは車のトランクに閉じ込められたり、妙な巡りあわせで大臣とお友達になったりと大忙し。スピーディーな展開とギャグの連発で息つく暇もないコメディだ。なぜか名優ルイ・ド・フュネスが警察署長と工場主任の一人二役をやっていたり、基本モノクロ作品なのに最後の3分くらいだけカラーになったりと細かいところにもサービス精神を感じる作品である。