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白い夏のseapony3000のレビュー・感想・評価

白い夏(1957年製作の映画)
4.0
最初は気さくな郵便仲間の近ちゃんだったけど、新聞屋西村晃にお金掴まされて選挙違反行為、果ては暴力行使でだんだん悪い奴になっていくの、淡いひと夏の出来事かと思ったら悪夢みたいな展開でよかった。町の新聞に実名でデマ書かれて嵌められる余所者ポストマン青山恭二。男前だけど優柔不断で、ナースの中原早苗がタイミング逃さずグイグイ迫ってくる。ベランダでレコード流しながらノースリーブに脇汗の染みつけてサングラスで踊る早苗さいこう。晩酌とセックスが好きな下宿の魚屋夫妻は病院のベッドでも。ほのぼのエピソードと町の闇とが同居するなかいづみちゃんだけは常に清純。玉奴の高友子さん今作も可愛かった。下宿部屋にあったデカすぎるダルマ2体が最後の晩に活躍してるのよかった。白い夏、いいタイトルだなあ。
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