助ベージュ

ベンの助ベージュのレビュー・感想・評価

ベン(1972年製作の映画)
3.7
《ねずみ》と
友だちになった
少年の物語

なんて ほのぼの じゃねえよ!!
前作『ウィラード』からの直接の続き。
前作ラストシーンがそのままオープニングで、スパッと幕を下ろしたその後へと自然に流れる。

ウィラード君の“しつけ”により知能を得たネズミ。その中でも特に知的で前作でもリーダーネズミだった「ベン」が主人公。

ベン率いるネズミ群(軍)
 VS 警察率いる人間・町の皆さん
(ネズミ視点)

知的なリーダーネズミ=ベンは、一人の少年と出会い、友だちとなった──ってのはどうでもいい!ネズミ達を見せろ!
前作に増して
ガチネズミながら表情豊か+見せ方の上手さで、下手な犬猫以上・人語をアテレコでしゃべる系以上の「役者」ぶり。
画面を睨む・鳴く・おとなしくしてるぐらいで、怒り・指令・隠密や懐き具合などの怖さや知性、かわいさがわかる。

あと姉がかわいい。

僕たち友だちだよね😊少年が、 特別ク ソガキってことはないけど、割りとへイト。

悪ガキってよりガキ。
「僕、ネズミと友だちなんだ😊本当なんだって!😠」と「ネズミィ? いやぁ... 知らないっすねぇ...🤔」の使い分けが“下手”と言うか“子供”。
彼のムーブによって事態がとりわけ悪化する訳でも無いけど、なんかそれも含めて癪。

正直、 少年パートの度に 「君のパートはいらん!...お姉ちゃん…よし。(許 容)」って感じで見てたけど、
まさか最後でグッと来るとは......


少年と
友だちになった
《ねずみ》の物語
助ベージュ

助ベージュ