このレビューはネタバレを含みます
最後に紙幣渡されるとこ好きだー、あと矢印の標識に挟まれてる構図が表すどうしようもなさ、画面の半分以上が道路なのも、好きだった。依存心が芽生えた頃には彼らに飽きられてるっていうね。いらなくなったから捨てるっていう単純さ。いや飽きられたのかな、本当にただ車が狭かったから帰しただけなのかもな。
フィルムの荒々しさが男だけの世界観にマッチしてて良い!ユーモアによる安心と暴力による不安が生む独特の緊張感がたまらない、靴屋で靴選ぶシーンとか特に好きだった。あと赤服が子供の落とした商品ちゃんと直すところ。北野映画っぽいというレビューもあって分からなくはないけど、観てる間の自分はそうは思わんかったかも。
車の窓がスクリーンとして機能するのには『風櫃の少年』の例のシーンを思い出した、四角い枠があればすべて映画なのかもしれないって思った。