もこちーず

セックス・アンド・ザ・シティのもこちーずのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ未見でこの映画を、いい年したおばさん達がわちゃわちゃわがままを言う映画だという人がいたのでここで弁解したい。

まずキャリーが好きになれないのは分かる。大袈裟だしわりと身勝手なのはドラマ版から変わりなし。
だけどキャリーは6シーズン中、何度もビッグに土壇場で裏切られたり辛い目にあわされたことか。2人の関係は長く複雑で、それがあっての、あの車降りてブーケで殴りまくるシーンがあるんだよ。
キャリーが「やっぱり!」と言いたくなる背景がある。

そしてミランダ。
これだけ見れば献身的な旦那がレス中一度浮気しただけで異常に怒る潔癖女にみえるけど、そこじゃない。
もともとバリキャリで男を信じず子供も家族も大嫌いで人に頼るのが苦手なミランダ。スティーブとの付き合い方だって、子育てもアルツハイマーの義理の母との生活もブルックリンへの引っ越しも、シーズン中1番変わったのはミランダだと思うしそれは誰のためでもない家族のためだったはずなのに、そこまで信用して2人で作り上げた家族を壊したスティーブを許せない気持ちはわかる。許すことが苦手なミランダの性格はあるけど、ここまでの反応にはちゃんと背景がある。

そしてサマンサ。
ドラマ版を見てる人なら大好きなこのセリフ「I love you.but I love me more」
サマンサがガンの時、献身的に支えたスミスへの愛にサマンサなりにしっかり向き合ってたんだよ。映画だけ見るとなんかただセックスできないから別れた女みたいになってるけど、フリーだった時のサマンサはこんなものではない。

シャーロットはシャーロット。笑

超語ったし個人的感想やら考察だけど、
最後にSATC1の映画は話も音楽もお洋服も大好きです。
もこちーず

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