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あばしり一家のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

あばしり一家(2009年製作の映画)
3.0
近未来。法律により凶悪な犯罪者は、治外法権の無法地帯である日本国番外地に収容されることになっていた。番外地立パラダイス学園に通うあばしり菊の助(外岡えりか)は過去の記憶をすべて失っていたが、父の駄エ門(菅田俊)、兄の五エ門(イジリー岡田)と直次郎(神威杏次)、弟の吉三(なべやかん)との幸せな家族の夢をときおり見ていた。生首団十郎(佐藤二朗)が校長を務めるパラダイス学園では、不良たちによる暴力やイジメが蔓延しており、そのターゲットとなっていたのは転校生のユキ(吉川まりあ)だった。菊の助はユキをかばおうとする。しかし菊の助が不良に対して暴力を振るおうとすると、必ず激しい頭痛に襲われるのだった。1年前、極悪犯罪ファミリーあばしり一家は、国家権力との抗争を終えた。そして一家を封じ込めるために、日本国番外地が作られた。さらに菊の助たちには暴力衝動抑制チップを埋め込み、洗脳超音波による生体実験を行っていた。その研究は、団十郎の娘・マドモアゼルハニーこと羽仁井薫子(MIWA)によって行われていた。菊の助は家族たちとの再会を果たし、巨大な陰謀を隠し持つ団十郎ファミリーとの闘いに打ち勝つことができるのか。
永井豪のギャグアクション漫画を映画化。
国家権力によって記憶を消され、体に暴力衝動抑制チップを埋め込まれ治外封建の学校に閉じ込められたあばしり一家が、どのように記憶を取り戻し、暴力衝動抑制チップの枷を外し逆襲するかが肝だが、残念ながらバイオレンスや残酷描写や敵の手強さが物足りない残念な仕上がり。山口雄大が監督なら痛快バイオレンスアクションに仕上げてくれただろうと惜しい仕上がりのアクションコメディ映画。
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