マ帆

TOKYO!のマ帆のネタバレレビュー・内容・結末

TOKYO!(2008年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

『インテリア・デザイン』
(ミシェル・ゴンドリー)
主人公の骨や内臓が次第に木になっていく映像は奇妙で面白かったけどオチの意味がよく分からない。誰か(男)のために生きることが彼女(日本女性)の運命(生きがい)ってこと??

『メルド』(レオス・カラックス)
これが1番よく分からなかった。。。ドニ・ラヴァン演じる下水道の怪人(見た目は完全に河童)が銀座の街を歩く画は面白かったけど、怪物=ゴジラのテーマを使うのは安直だし、何よりも日本人の見た目を笑えない表現で笑い飛ばすシーンが不快だった。
東京がテーマの話でよくこれやれたな、いや多分東京をよく知らないんだろうな、と思ってしまう、、、インタビュー(https://eiga.com/movie/53419/interview/2/)を読んでそれが確信に変わった。特に最後、「日本はどちらかというと密告を推奨する社会だと感じた」の所。

『Shaking Tokyo』(ポン・ジュノ)
これは良かった!2本目がかなりキツかったので救われた。これが最後に置かれている意味を邪推してしまう。。。
あまり社交的じゃなく引きこもりも多い日本を舞台に人と繋がることの尊さを描いた作品なのかな?と思うのだけど、コロナ禍の今観るとよりグッとくるものがあった。日常的に見ているコンクリートだらけの日本の街が違和感なくファンタジーの世界に溶け込んでいるのも凄い。前に「役所広司で若い漫画家に虐待されるアシスタントの話を撮りたい」と言っていた時も思ったけどポンさんはどんな生活をしていたらこんな話を思いつくんだろう?
マ帆

マ帆