麻衣

TOKYO!の麻衣のレビュー・感想・評価

TOKYO!(2008年製作の映画)
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「インテリア・デザイン」
東京に来て自分の存在意義を見失ったヒロコの哀しいファンタジー。私なんかより椅子の方がよっぽどみなさまの役には立っているだろうが、私は私だけの役に立ってくれれば良いのでオーケー。しかし、それも微妙だな。家具になるなら何が良いかと考えてみたけど、ベッドかも。子どもの頃から重みを感じるのが好きで、押し入れに忍び込んで積まれた敷布団の間に挟まったりしていた。今はなき中銀カプセルタワービルに想いを馳せる...

「メルド」
下水から出てくるのはそりゃ糞だよね。「罪のない人々が好きでないからです。人間が好きでないのです。」「私は生きていることが好きなんだバーカ!」「日本人は長生きしすぎだし、目が女性の性器の形で本当に穢らわしい。」「(自分の死刑には)反対です。」人の自己中心さや自分以外に対する理不尽さ/不寛容さを全部ダダ漏れさせて凝縮したらこんな感じなんじゃない?やっぱり糞じゃん。判決あっさりで笑った。

「シェイキング東京」
蒼井優はいつも輝いている。これは微妙だったなっていう作品がひとつも思いつかないの、彼女くらいだと思う。comaタトゥー(勝手につけた総称)入れたすぎて地団駄踏んでる。
麻衣

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