邦題には違和感あり。これは男性目線からの「自分探し」の物語でしょう。大学を卒業したフリーターが見つけた天職がベビーシッターだったというは非常に面白い。女性目線での「理想の彼氏」という打ち出しはちょっと無理があるのでは。
キャサリン様は相変わらずお美しく、最初は相手がこんな冴えない俳優でいいのかと思ったら、だんだん好感が持てる感じで変わっていったのが不思議。
突然2人が別れて5年後に再会するという展開はちょっと意外でしたが、考えてみればこれには必然性があった。ベビーシッターと雇い主の関係からいきなり夫婦になったら、雇用関係がどうなるのか、男の経済力の問題がどうなるのか、という問題があり、あの時点ではその問題に向き合えるほどに男は成熟していなかったのだから。