もとまち

真夜中の刑事/PYTHON357のもとまちのレビュー・感想・評価

真夜中の刑事/PYTHON357(1976年製作の映画)
3.8
困り顔であたふたしているイヴ・モンタンを嗜む映画。至高のオジサン萌え。犯人じゃないのにやってることは犯人でしかなくて、自分で自分の首をどんどん締めていくコントみたいな展開。あまりの自滅っぷりに真犯人がいちばん困惑しててワロタ。オジサンふたりとヤンチャ娘の不倫関係や真犯人と嫁の会話など、中年たちのくたびれた人間関係を丹念に描くアラン・コルノー。ゆったりとした時間の流れ方は『セリ・ノワール』と同じで不思議に心地良い。ラストの唐突なアクションは強引すぎてビックリしたけどカッコよかった! 地面ゴロゴロはだいぶパクられてんね。
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