💬ディズニーが送るスーパーヒーロー映画。史上最高のヒーロー夫妻であるスティーヴ・ストロングホールド/ザ・コマンダー（演:カート・ラッセル）とジョジー・ストロングホールド/ジェットストリーム（演:ケリー・プレストン）の息子であるウィルには、まだスーパーパワーが発現していない。しかしそれを両親に隠していたウィルは、空の上にあるスーパーヒーロー養成学校“スカイ・ハイ”に入学するも、落ちこぼれとされるサイドキックたちのクラスの一員となる。ウィルが学園生活のなかで成長していく様子を描いている。学生はコスチュームではなく私服で生活していることや、ザ・コマンダーとジェットストリームはどこか見覚えのあるオーソドックスなヒーロースーツを身に纏っていることもあって、下手な特撮怪人のようなヴィランのコスチュームで笑ってしまった。スーパーヒーローと言いつつも、ただスーパーパワーを持っているだけの人間が多い。スーパーヒーローを養成する学校でありながら、力こそ正義という風潮があり、いじめが平気で行われている、サイドキックが差別されているなど、酷い有り様である。正直、ザ・コマンダーを含め、その精神性まで真のスーパーヒーローだと思える者はおらず、スーパーマンやキャプテン・アメリカの偉大さを再確認させられることとなった。これはこの作品におけるテーマの1つでもあり、スーパーヒーローにとってはスーパーパワー以上にヒーローとしての心が大切であると教えられる。
初鑑賞:2021年5月31日
鑑賞方法:動画配信サービス（Disney+）
2021年122本目。
5月39本目。
🗣ディズニーのヒーロー映画です。嫌いじゃない。ヒロアカの設定はこの作品に近いですね。作者の堀越先生は、ヒロアカ連載の後にこの作品の存在を知ってしまったそうで、知ってからしばらく頭が真っ白になったそうです。
