とりあえず続編としての楽しみは皆無。
ウェズリー・スナイプスありきの作品になるのは致し方の無いことだが、これは彼をかっこよく観せようとする気が滲み出すぎている。アクション映画のアドバイザーとして働いているようで、守ろうとするならかっこつけるなと俳優に助言するわけだが、この作品が当にそれに相当する。如何に演者をかっこよく観せようかという方向ばかりを気にしている。別にそれは悪いことではないが、ただそれだけを意識しているために、他がおざなり。
前作同様陰謀が絡むわけだが、その二転三転する流れがなんとも取ってつけた感が否めない。解消する気がまるでない。最初のマザーの件が浮きすぎているのもあるだろう。「孫子」を絡めることで繋げたかったのだろうか。残念ながら機能していない。