べるーし

トランスフォーマーのべるーしのレビュー・感想・評価

トランスフォーマー(2007年製作の映画)
3.7
ハリウッド実写作品としては初めて劇場で観た映画。因みに初めて劇場で観た映画は「ファインディングニモ」。(年代がバレるw)

世界的玩具シリーズ「トランスフォーマー」のハリウッド映画版。今でこそゲテモノ扱いされているシリーズであるが、この一作目は非常に優れた映画。

TFとのファーストコンタクト、未知の敵として描かれるディセプティコン、原作の初代トランスフォーマーへのリスペクト等...
TFファンになった今観ると、しれっと鳴るギガゴゴ音やバンブルビーの隣に並ぶワーゲンのビートルでニヤッとする(笑)

何より特筆すべきはマイケルベイ成分が控え目であること。そのおかげか、バランスの取れた構成になっている。

人間ドラマは登場人物があんぽんたんばかりな辺りはマイケルベイな映画だが、まだ控え目であり、その上しっかり主人公サムの成長劇として成り立っているのは特に良い。

何より触れなければならないのはCG。今現在の基準から見てもピクサー顔負けの恐ろしいクオリティであり、映像革命作品との呼び声が高いのも納得。オートボットの集結シーンは特にお気に入り。

トランスフォーマーのデザインは初見時こそファンでは無かったのですぐに受け入れたが、過去のTF作品を知った今観ると何故か違和感を感じる...
何でやろ...脆そうなデザインだからか?
因みにこの映画のTFは玩具化前提で無いデザインの為、変形玩具として商品化の際にタカラトミーは相当苦労したとの事。

のちのTFに与えた影響も少なくはない。例えばメガトロンが終盤まで休眠状態という点。これは後の「アニメイテッド」も影響を受けた。そして、日本での名称が海外版基準に変わったこと。(例:実写以前「コンボイ」→実写以降「オプティマスプライム」)

個性的なオートボット、パワフルで恐ろしいディセプティコン、観客を魅了させる要素を持ち合わせている彼らはまさに「君が選ぶ君のヒーロー」。
そんな筆者のお気に入りはジャズ。

と、色々語り尽くしたが、実写TFは今度の「バンブルビー」でリブートされる。
果たして「バンブルビー」から始まるリブート版は一体どうなるか?と妄想が捗る(笑)
どうやら「ビーストウォーズ」の映画化も検討中という事なので、マイケルベイが抜けたTFの今後に大きな期待が出来る。
頼んだぞハズブロ...
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