パエリア太郎

美味しんぼのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

美味しんぼ(1996年製作の映画)
3.0
チャーミングな映画。

僕は結構、美味しんぼに愛着があって長期出張の時にまとめて買って読み漁るみたいな楽しみ方をしてました。
漫画を普段あまり読まない僕にも、どこから読んでも楽しめるのとライトな手軽さを感じてました。

そもそも原作を気に入ってるので、この映画が楽しく見れるのは当たり前なのですが、なんかニヤニヤしちゃうんですよね、これ。

やっぱり実写化すると
山岡さんの不良性が際立ったり
栗田さんが山岡に話があると帰り道をつけ回すのですが
山岡「もう家に帰る時間だろ。」
栗田「子供扱いしないで下さい。」
山岡「俺んち行くか。」
みたいな流れがあって、鼻をつまんでも実写でやると性の匂いしかしない!!

海原雄山も厳格さが微塵もなく、本当に偏屈で変態に見えてきてしまって、愛おしい!!

あと登場人物の会話が噛み合ってない!!

料理対決の研究にて
栗田「こんなに毎日食べてたら病気になっちゃう(冗談)」
山岡「弱音を吐くならやめちまえ!」
栗田「どうして、お父さんのことになるとそんなにムキになるの!!(怒)」

そんな話はしてないのに、親子対決を盛り上げるために無理矢理な会話が進んでいきます。可笑しい!!

日本を代表する料理人と単なるぐうたらサラリーマン(と思われてる)が戦って負けたら、なんでだと頭を抱える上長の方々、なぜ勝てると思っているのか、可笑しい!!

悪く言ってる訳ではなくて、個人的にはこのいびつさがプラスに働いてると思ってます。

人気マンガなので、また実写映画化して欲しいです。
必ず観にいきます!
パエリア太郎

パエリア太郎