るる

迷宮物語のるるのレビュー・感想・評価

迷宮物語(1987年製作の映画)
4.2
オムニバス3作品が収録された映画
原作は全て同じ方だそうなのですが原作であって原作でないようなもの…
オリジナル要素が強いそうです

で、全3話とも例えで言うと(あくまで例え)油絵と水墨画と鉛筆画みたいな感じで全くの別ジャンルな作風で構成されていています

とにかく全話作画がすごく、特にメカニックな絵が素晴らしいのですがラビリンス・ラビリントスが原画3人、走る男、工事中止命令がそれぞれ4人と少なっ!それだけでこのクオリティ?信じられないという感想
昔に比べて原画を描ける人が今は少ないのかな…メカニックなシーンがあるアニメって少なくなった気がします

最初のメルフェンチックなラビリンス・ラビントスから走る男の劇画チックになるのは違和感がある
良い点でもあるし悪い点でもあると思う

工事中止命令なんていうのは今の日本と全く変わらないね
期間内に工事を終わらせなければ…とロボットが狂っていく話
出っ歯メガネとアナログタイプな日本人を描いているのも面白い

どの作品もグロさもあり子供の頃に観てトラウマにしたかったなって思いました
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