見た目は黒人男性の異星人がニューヨークにやって来る。全く喋らない彼を、地元の黒人たちは邪険に扱うこともなく、 ‶ブラザー” と呼び、受け入れる。
‶ブラザー” には自己再生能力があり、更に手をかざすだけで壊れた電化製品を直してしまう力を持っていて、その能力を使ってダウンタウンで生活をしていたが、やがて彼を追う謎の二人組が現れ、状況が一変する。
うまく表現できないけれど、なんか不思議な魅力のある映画だった。SFだけどヒューマンドラマ。
主演のジョー・モートンは『ターミネーター2』で爆死しちゃう人。本作では全く喋らないけれど、すごくいい演技してる。
目玉取り外すシーンはちょっとグロかったな。
彼が何者で、なぜ地球にやってきたかは一応後半で明らかにはなるけれど、いかんせん、彼が喋って説明するわけではないので、察するしかない部分もある。
追っ手の二人組は、それこそターミネーターのように無表情で、怖いはずなんだけどどことなく滑稽に描かれている。
因みにこの二人組は、監督自身とデヴィッド・ストラザーンが演じている。