KentF

風と共に去りぬのKentFのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.3
1939年、およそ75年前の内戦における敗者を、カラーと鮮やかな美術、装飾と共に、奴隷制も美化して描く。
馬は使い捨てるもの、奴隷は陽気で従順、もしくは喚くか、間抜けでヒステリックなもの。これからさらに次世代の審判に晒されるべき作品。

これだけ利己的な役を、見事に演じきったVivien Leighは確かにオスカーに値する。これは一種の“稀代の悪役”と言っても良い。

対照的に、メラニー役Olivia de Havillandの透き通った美しさが実に愛おしい。
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