ヴィクター・フレミング監督の4時間近い超大作。
同監督の代表作『オズの魔法使』と同年公開なのは謎。
アンチ『國民の創生』として、南北戦争の南部を一概に正義とする姿勢や、奴隷の黒人を白人の良き仲間として描く姿勢が気になる(黒人を少し間抜けに描いている感じも気に入らない。)が、激動の時代におけるロマンス映画としてのクオリティは特筆に値する。
気の強い欠点だらけのスカーレットと王子様とは程遠いレット・バトラーのロマンスの意外性も◎。
人生における大きな喜びや苦しみに満ちた大作だった。(スッキリしない終わりかたは気になるが…。)