実際の裁判記録を基に、ジャンヌ・ダルクが異端審問を受け、火刑に処されるまでを描く、カール・テオドア・ドライヤー監督のサイレント映画。
登場人物、とりわけジャンヌの表情をひたすらアップしたシーンが多く>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映画館にて鑑賞。
アラン・ギロディー監督の出世作。
男性同士が出会うためのスポットとなっている湖のほとりが舞台となる官能的なサスペンス作品。
主人公のフランクは、魅力的な男性であるミシェルに惹かれ>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
アラン・ギロディー監督作品。
『ミゼリコルディア』に引き続き鑑賞。
これも凄い作品だった…。
大規模なテロが起こった街で、愛に突き進むメデリックを周囲の予期せぬトラブルがカオスに>>続きを読む
X-MENシリーズ作品。(公開順に鑑賞中。)
評判ほどには、悪くなかった気がする。
ハリウッド映画の描くトンデモジャパンらしく、刀、サムライ、ヤクザ、忍者のいつメンは当然のこと、今回はロボットまで>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
はじめて鑑賞した、アラン・ギロディー監督作品。
どこか奇妙な村人たちと何かを隠しているような主人公ジェレミー。
どこか寂しげな秋の情景と謎の多い序盤の雰囲気は、ちょっとしたスリラー>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
ロベール・ブレッソン監督作品。
画家のジャックがポンヌフで身投げを考えている美しい女性マルトに声をかけることではじまる、フランス映画らしい恋愛映画。
叙情的で美しい映画であるが、>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
初めて鑑賞したサミュエル・フラー監督作品。
父を殺された男が復讐のために闇の世界に足を踏み入れるノワール作品。
90分間に凝縮された濃密なストーリーのテンポの良さが印象的。
どう>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
2025アカデミー長編アニメーション賞受賞作品。
全編オープンソースソフトウェアで作成されているため、絵が特別に綺麗なわけではない。
それでも動物たちの動き(特に猫)は、丁寧な観>>続きを読む
『アーク・エンジェル』に続けて鑑賞したガイ・マディン監督作品。
同監督の長編第一作。
悪い夢を見ているかのような作品で、こんな滅茶苦茶な物語を子供たちに読んで聞かせているという、そもそもの構図自体が>>続きを読む
初めて鑑賞したガイ・マディン監督作品。
作品の雰囲気から、100年か少なくとも半世紀以上前の作品に感じるが、1990年公開という衝撃。
(同年公開作品としては、『バックトゥーザフューチャーPART3>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
フレデリック・ワイズマン監督作品。
アテネフランセ文化センターのワイズマン特集を利用して、彼のドキュメンタリー作品を幾つか鑑賞してきたが、個人的ベストは間違いなく本作となる。
ニ>>続きを読む
フレデリック・ワイズマン監督作品。
ニューヨークにある病院を映したドキュメンタリー作品。
リアルなゲロや首からの流血など、なかなか衝撃的な映像が収められている。
(白黒映画で助かった。)
同監督>>続きを読む
アメリカ社会における黒人に対する差別や偏見を取り上げる作品で馴染みのある、スパイク・リーが監督と脚本に加え、主演まで務める大傑作。
黒人の貧困層が多く暮らすブルックリンの黒人街で、小さな火種が大きな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
クエンティン・タランティーノ監督の「密室ミステリー」なんて聞いただけでワクワクするが、所謂「ミステリー」ではなかった気がする。
かなり同監督の『レザボア・ドッグス』に近い印象の会話劇を中心とした作品>>続きを読む
ヨルゴス・ランティモス監督作品。
たった12分の作品ながら狂気と不条理さに満ちている。
(同監督は『哀れなるものたち』『籠の中の乙女』しか未だ観れていないが、それでも共通する作家性を感じた。)
地>>続きを読む
増村保造監督作品。
経済成長期の日本を舞台に、資本主義による競争社会の中で仕事に身を捧げる人々の悲哀をコミカルかつ鮮烈に描いてみせる風刺的な作品。
友情も恋心も丸々飲み込んでしまうような、病的とも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
IMAXにて鑑賞。二部作の前編にあたる。
『オズの魔法使(1939年)』を鑑賞済という以外に前知識なし。
(自分は知らなかったものの、)本作はミュージカルにおける大人気演目ということで、そもそも楽し>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
2025アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品。
「世界で最も解決が困難」とされるパレスチナ問題について、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区に住み、故郷が失われていく様子を世界>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
アンドレイ・タルコフスキー監督作品。
「ストーカー」と言っても、"個人をつけ回す変質者"を意味しているわけではなく、本作におけるSF要素である「ゾーン」という謎の立ち入り禁止地域に>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
アンドレイ・タルコフスキー監督のSF作品。
同監督作品を初めての鑑賞であったが、本作に関しては警戒していたほど難解というわけでもなく、文学的なSF小説を読んだ後のような心地良い感覚>>続きを読む
フレデリック・ワイズマン監督作品。
アメリカの少年裁判所(少年犯罪を対象とする特別裁判所)にて撮影された作品。
脅されていたから無実だと訴える青年、父親から性的虐待を受けたと思われる少女、幼児に性>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
テレンス・マリック監督作品。
公開から50年の時を経て日本の劇場初公開となった本作は、多くの映画作品に影響を与えたロードムービーらしい。
なお、『地獄の逃避行』という元々の邦題は>>続きを読む
実現しなかった映画、ホドロフスキー版『DUNE』に携わった人物たちの証言により構成されたドキュメンタリー作品。
夢のような計画を尋常ではない熱量を持って語るホドロフスキーの子供のような眼差しが強く印>>続きを読む
現状Disney+で鑑賞できるオズワルド作品3作品のうちのひとつ。(2025.3.1時点。)
権利関係のゴタゴタを乗り越えた94年ぶりのオズワルド新作は、2022年公開にして、白黒かつフィルムっぽい>>続きを読む
(配信にあった)フレデリック・ワイズマン監督作品。
とあるボクシングジムに密着した作品。
ただただボクシングジムの様子を映しただけの作品なので、ウィットにとんだ会話などがアクセントになることが多い監>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
もう少しボブ・ディランに関する知識を付けてから観た方が、楽しめる場面が多かったのだろうと思う。力作なだけに少し勿体ない鑑賞だったかもしれない。
ボブ・ディランについては、小説『ア>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映画館にて鑑賞。
2025年アカデミー作品賞に輝いた作品。
セックスワーカーのシンデレラストーリーだと聞いていたので、『プリティ・ウーマン』のようなラブコメ作品かと勝手に予想していたが、良い意味で期>>続きを読む
『ANORA アノーラ』の予習で鑑賞したショーン・ベイカー監督作品。
安いモーテルでその日暮らしをする母娘を描く。
苦しい大人の事情を理解せず自由気ままに遊び回る子供たちがまぶしい。
(いささか他人>>続きを読む
デヴィット・リンチ監督のハートフルなロードムービー作品。
(『マルホランド・ドライブ』に続き、同監督作品の鑑賞は2作品目。)
喧嘩別れになってしまっている兄に会うため、老人が芝刈り機で500km以上>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
邦題『クレイマー、クレイマー』の意味するところがよく分かっていなかったが、原題には「vs.」が入っていて、ようやく腑に落ちた。
家事と育児を妻に押しつけて、仕事にばかりかまけていた夫が、家庭の破局に>>続きを読む
Netflixでの新作の予習も兼ねて懐かしのシリーズを鑑賞。
シリーズ初の長編映画。(2025.2時点でサブスク配信されているのが本作ぐらい。)
ストップモーションのアニメーションが最高に可愛くて楽>>続きを読む
グロテスクで目を背けたくなるSFホラー映画でありながら、切ないラブロマンス映画でもある。
個人的にホラー映画は苦手であるが、幽霊などの得体の知れない存在が恐ろしいのであって、本作の彼には恐怖というよ>>続きを読む
自分がティム・バートン版の『チャーリーとチョコレート工場』しか観ていないからか、ウォンカが余りにも別人過ぎた…。(『夢のチョコレート工場』もいずれ観ます。)
そもそもウォンカの父親が歯医者で、お菓子>>続きを読む
ティム・バートン監督作品。
同監督の『スウィニー・トッド』みたいな暗い色彩のややグロテスクな作品を覚悟していた(故に鑑賞を後回しにいしていた)が、寧ろ色鮮やかで"ハートフル風"な観やすい作品だった。>>続きを読む
非常に楽しみだった北野武監督作品…。
前半はシリアス気味なヤクザ映画で、後半はその内容のセルフパロディコントのようなものを流すという、変わった構成の作品。
構成こそ斬新で面白いものの、期待していた監>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映画館にて鑑賞。
火曜日だけ会える不倫関係を続ける女・絹子をクノ真季子が熱演。
クールで格好良い女性にも少し抜けている女性にも見える、絶妙なバランスの演技が印象に残る。
不倫相手役・公平を演じる小>>続きを読む