サンタの出てくるようなファンタジーな世界観×こてこてのアクション映画というアンバランスさが個人的に新鮮だった作品。
その圧倒的な体躯から強さに説得力のあるドウェイン・ジョンソンが、まるで小さく見えてし>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
監督自身の家族を映したドキュメンタリー映画。
医学部に進学するなど、優秀であった姉に統合失調症が疑われる症状が現れる。医者であり研究者でもある両親は統合失調症を認めず、彼女の精神科>>続きを読む
森見登美彦ファンなので、原作小説は既読。
(『サマータイムマシン・ブルース』は未鑑賞。)
森見登美彦×上田誠と言えば、アニメ版『四畳半神話体系』が最も好きなアニメの一つだったので、自ずと期待していた本>>続きを読む
知人のおすすめドラえもん映画を鑑賞。
かなりの満足感だった。
子供向けのドラえもん映画にして、"戦争"を見事に描いてみせている点に感心させられる。
「リトル・スター・ウォーズ」という題名からも予想さ>>続きを読む
ウルヴァリンの誕生が描かれるX-MENシリーズ作品。
デッドプールの予習のために公開順に鑑賞している途中(旧3部作鑑賞済)であるが、今のところ同シリーズで一番面白かった。
映画の内容と言うよりも、>>続きを読む
マッドマックスシリーズ3作目。
(シリーズ最後のメル・ギブソン主演作。)
シリーズの中では幾分かハートフルな雰囲気の作品で、少し子供向けになったような印象すら受ける。
「サンダードーム」なんていう>>続きを読む
「くまのプーさん」の長編第一作目。
名作短編「プーさんとはちみつ」「プーさんと大あらし」「プーさんとティガー」の3つをうまく繋ぎ合わせて構成された作品。
懐かしさだけじゃなく、歌やキャラクターが今観>>続きを読む
25歳の青年ジェームズは、毎週届く教育アニメ「ブリグズビー・ベア」を観て育ってきたが、ある日両親がいきなり逮捕され、衝撃の事実を知らされる。
子供が外界と隔離された状態で育てられる映画としてヨルゴス>>続きを読む
ディズニー長編アニメーション作品にして、評価の低さが逆に気になっていた作品。
かつてディズニーランドのアトラクションだった「シンデレラ城のミステリーツアー」の元ネタでもある。
戦士になることを夢見る>>続きを読む
デンゼル・ワシントン演じる引退した元DIA(国防情報局)凄腕工作員の活躍を描く映画版シリーズ3作目(完結編)。
元DIAだとかいう設定だけでは説明がつかない程の最強っぷりが爽快。
「人の良さそうなお>>続きを読む
リドリー・スコット監督の出世作。
宇宙船内に入り込んだ謎の生命体に乗組員たちが次々と襲われるSFホラー作品。
元来、異邦人や外国人を意味する「エイリアン」という単語を地球外生命体と一般的に捉えるきっ>>続きを読む
朝井リョウの原作読了のうえ鑑賞。
多様性やダイバーシティという言葉の危うさ。LGBTQへの理解が徐々に進んでいる現代であっても、少数派のマイノリティは見向きもされていないのではなかろうか?(或いはよ>>続きを読む
苦手なサイレント映画で、(動きで笑わせるコメディ映画を除いて)今のところ唯一好きになれた作品。
田舎に暮らす青年が都会の美しい女に唆され、妻を殺して都会に出ることを決める…。
無声映画の字幕(字の>>続きを読む
自閉症の息子ジェイソンがサッカーの推しチームを決めるため、父親ミルコとドイツ中のスタジアムを巡る。
実話を基にした物語で、サッカーファンとして、熱量満点のブンデスリーガのスタジアムの臨場感も楽しい。>>続きを読む
フロローとの戦いから7年後、恋人ができなかったカジモトのその後を描く続編。
カジモトの幸せを見たいという当初の目的は達成される(それだけで十分とも言える)ものの、脚本・作画を含め、作品の質は1作目に>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
Earth,Wind&Fireの名曲「September」が心に刺さる、悲しくも美しく、幸せでもあるラストが印象的な"恋愛映画"。(友情映画と言うより、本作には恋愛映画の方がしっくり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
名作SF映画を今更ながら鑑賞。
余りにも有名な本作であるが、作品としては構造的な欠陥があるようにも思えた。
と言うのも、ラストに明かされる事実の苦さが印象的で素晴らしい作品であるが、このラストを未>>続きを読む
コカインを食べて凶暴化したクマ「コカインベア」が人間を襲う、コメディチックなB級パニックスリラー。
当方がクマによる悲惨な事件が数多くある日本に住んでいることもあってか、そもそも登場人物たちとクマに>>続きを読む
女優でありながら女流映画監督の先駆けでもあるアイダ・ルピノ監督作品。
連続殺人犯をヒッチハイカーとして乗せてしまった男2人が、殺人犯に脅されながら逃亡のための目的地に向かう。
初めて彼女の作品を鑑>>続きを読む
アカデミー賞作品賞受賞作。
キリスト教カトリック教会の神父たちによる児童に対する性的虐待の実態をスクープした新聞社の記者たちの熱い闘いが描かれる。
禁欲的な世界の中には、児童性愛が蔓延しやすいのだ>>続きを読む
X-MENシリーズ第3作目にして、旧シリーズにおける完結編。
ミュータントを人間に変える新薬キュアをめぐって、ミュータント内にも亀裂が生じ、人間とミュータントの争いも本格化してしまう。
先ず、前作>>続きを読む
『ミシシッピー・バーニング』に引き続き、ミシシッピー洲の人種差別もの。
(自ずと当時のミシシッピー洲に対するヘイトが溜まってくるけど、現在のミシシッピー洲を描いているわけではないことは意識する必要があ>>続きを読む
ルイス・ブニュエルとかの有名な画家サルバドール・ダリ共同製作のシュルレアリスム作品。
17分と観やすい短編映画で、ストーリーは概ね男女のもつれを描いているようであるが要領を得ず、物語よりも芸術性を楽>>続きを読む
『風と共に去りぬ』、『國民の創生』と南北戦争以前の南アメリカにおける白人と黒人の在り方(奴隷関係)を好意的に捉え、KKKを英雄視しているような映画を観ていると、やはり口直しをしたくなる。(『風と共に去>>続きを読む
新海誠の商業デビュー作にして、彼が殆ど一人で制作したことで話題となった短編映画。(故に作画は荒削りである。)
同監督の『君の名は。』以前の内省的で暗い雰囲気が顕著に出ていて好み。
記憶に残る、切な>>続きを読む
相米慎二監督の初期作品。
正直なところ、海に生きる漁師の不器用な生き様がやや暑苦しく、少し馬鹿馬鹿しくさえ感じてしまった…。(現代風の思考に毒されているのかも知れないが、家族<仕事な生き様って余り尊>>続きを読む
日活ロマンスポルノ作品の中でも特に芸術性が高く評価されている本作。
売春で生計を立てるしかない女の辛さと言うよりも、生きる強さが描かれている印象の作品。
美術的な魅力に溢れているが、やはり汚いシー>>続きを読む
エリック・ロメール監督の代表作の1つ。
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
長いバカンスを共に過ごす相手がいないデルフィーヌ。
友人の誘いで南仏に同行したり、昔の恋人のいる山に出掛けたり、理想の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
エルンスト・ルビッチ監督のロマンティック・コメディ。
(ビリー・ワイルダー脚本。)
グレタ・ガルボ演じるソ連の官僚ニノチカのコミカルなレベルの厳格さとクールさが楽しい。
故に明るい"普通の?"女性に>>続きを読む
ヴィクター・フレミング監督の4時間近い超大作。
同監督の代表作『オズの魔法使』と同年公開なのは謎。
アンチ『國民の創生』として、南北戦争の南部を一概に正義とする姿勢や、奴隷の黒人を白人の良き仲間とし>>続きを読む
20代半ばの若き真田広之が主演の麻雀青春映画。
戦後まもない混乱期、麻雀賭博の世界に足を踏み入れた哲(真田広之)と、ドサ健(鹿賀丈史)や出目徳(高品格)などの個性的な面子との闘いが描かれる。
麻雀>>続きを読む
同じくヨーロッパ企画の『ドロステのはてで僕ら』と同様、1つの発想で最後まで走りきる低予算映画。
2分間を繰り返すタイムループの中でも確かに進んでいく人間関係の妙。
少しホラーチックな攻めた描写があっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
初めて鑑賞するフェデリコ・フェリーニ監督作品。
傑作中の傑作。暫く引きずるレベルで、本当に大好きな作品だった…。
何よりも娼婦カビリアを演じたジュリエッタ・マシーナ(監督の妻でもある)の演技がとに>>続きを読む
ドラえもんの映画シリーズは殆ど記憶に無く、評判の良さそうな『ドラえもん のび太と鉄人兵団』を最近鑑賞したものの、いまいちピンと来なかった(対象が子供向けなので当たり前ながら、クレヨンしんちゃんシリーズ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
高倉健主演の山田洋次監督の代表作。
原作が海外のものだとは知らなんだ。
(原作だと刑期を終えた男がバスで故郷に向かうストーリーだという。邦画ロードムービーに巧く作り替えているように思う。)
武田鉄>>続きを読む
『X-MEN』の続編。
ストーリーよりもアクション重視の作品だと思うので、アクションが正当にレベルアップした本作の方が好み。
パトカーを燃やすパートも良いが、やはりナイトクローラーのテレポーテーシ>>続きを読む