さはら

風と共に去りぬのさはらのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
5.0
どうしてもアトランタ炎上をスクリーンで観たくて授業飛ばして午前10時の映画祭で鑑賞。
6年以上前に一度DVDで見たけどやっぱりスクリーンは別物。
なぜ女の話はつまらないのか、なぜ女は強く生き抜くのかが分かる気がした。
一貫してアシュレーがデク。カッコつけて、何もできなくて、そのくせ大事な時に哲学チックなこと言い出してまるで生産性がない。男の悪いところを凝縮したような人。
メラニーが天使なのか、したたかな女なのかは最後までわからなかった。
前半はスカーレットのたくましさ、後半はバトラーの苦悩がメインか。
前半後半どちらのラストも夕日の中のスカーレットの影。同じ構図の場面なのにまるで印象が違う。
最後のバトラーは解脱でしょうか。
メラニーが言ったことと全く同じことを心から訴えるスカーレットの言葉に微動だにしないバトラー。
「ここまできて愛なん。」と思ったのか。

歴史的価値、作品としての価値も十分にあっていろんな視点で考察できる不朽の名作だと思う。

Filmarks評価低いの不思議〜
さはら

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