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風と共に去りぬのbのネタバレレビュー・内容・結末

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

この時代の大作映画って今時のCG技術を多用した大作映画と違って大掛かりなセットや実物の迫力、壮大さがあって素直に圧倒される。一つのシークエンスを時間を掛け丁寧に描写するのも魅力。雄大な景色とゆったりとした時間感覚による贅沢な時間。バカっぽい言い方をすると凄く「映画」っぽい。

スカーレットの絵に描いたような自由奔放っぷりも観客を翻弄してくれて楽しい。実際にこんな人いたらイライラもするだろうけど、映画の中でくらい自由でいい。当時、今よりも強かったであろう女性に対する「慎ましくあれ」という抑圧をはね除けていく感じは堪らなく爽快。

創作物は意識的にせよ無意識的にせよ、その時代の社会を映す鏡として機能する。
差別が常態化した社会の異常性を教えてくれる教材としても価値のある一本。
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