ウズラ

風と共に去りぬのウズラのネタバレレビュー・内容・結末

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画を見るのは恐らく2回目。
こんなエンディングだったっけ…?!

15年ぐらい前に見たときはスカーレットとバトラーの恋愛ドラマ、という印象だったのだけど、
今回は時代に翻弄されながらも強く逞しく生きる女性のストーリーといった印象。

今回は前編後編と分かれていたけど、
後編はもっとハッピーなイメージだったのに真逆だった。私は一体何を見ていたんだ?苦笑

スカーレットの男たらしな意地らしさ。これ映画史上最高のツンデレじゃないだろうか?
バトラーとお互いに愛し合っているのに、どうしてこんなに気持ちがすれ違ってしまうのだろう…見ていてヤキモキ。
終始一貫してアシュレーに一途だったのに死際のメラニー(奥さん)に「アシュレーをお願いね…」って言われて大義名分ができたはずなのに途端に気持ちが冷めるって!そこでバトラーを愛していることに気付くって、遅すぎるー!

大切な人は失ってから初めて気づく…


前半は、男性にモテモテ(だけど愛するアシュレーの気持ちだけは手に入れられない)のプライドの高いお嬢様が、南北戦争によって無惨な姿になった故郷のタラの土地で家族を守り生き抜くことを誓って、人殺しさえ厭わず、逞しく成長していく。

立ち向かっていくときのスカーレットの凛々しさが美しい。

鑑賞から日が経つにつれ、やっぱり不朽の名作だなぁと。
音楽がいい。
ウズラ

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