原題:PREMONITION(悪い予感・虫の知らせ)
【邦題が台無しあるある】で題名通り1週間がシャッフルされ、それにサンドラ・ブロックが翻弄される話。
この作品はシャッフルのカラクリに陥れる為、サンドラ・ブロックが3の倍数の96分間アホにされている。
あたふた混乱して目をウルウルさせるダメな方のサンドラ・ブロック。
45分ほど経った中盤まで状況に気付くどころか、考えもしない。
やらなきゃいけないことはしないのに、やらなくていい事は進んでする。
「何かあたし変なの…」とあわあわして誰にも相談せず、日付も確認しやしないんですよ。
この家にはカレンダーも携帯も無いの?
…キッ!キッ!キッ!!キッ!!と弦楽器の音楽でこれ見よがしに引き立てるショッキングなシーンがあるんですが
「そんな事あるかーい!!」でサウスパーク的なブラックコメディにすら見えて、一種「ここ笑うところ?」と思ってしまった。
ある結果を知らされてから、何か起こったと思われる道中が描かれるわけですが
「うん、じゃあ何も問題ねぇじゃん!」っていうね。
タイムリープのSFと時系列を変えて見せるサスペンスをごっちゃにするからこうなる。
結果として「生きてるだけで奇跡!」を歪にした何かが皿の上に盛り付けられ
それをクリスチャン的な教えでデコレーションしているから余計に気味が悪い。
そういえば最初にサンドラ・ブロックが目覚めるシーンで教会の鐘が鳴っていた。
その時点でPREMONITION(悪い予感)はあったのかもしれない。