CharlieZG

雨に唄えばのCharlieZGのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.1
苦手ミュージカルを克服する挑戦計画
今回は梅雨時期にピッタリと言うとベタだけど
「雨に唄えば」

サイレントからトーキーへ移り変わる映画界に芽生えるロマンスを描くミュージカル・コメディ。

こんなに可笑しくて楽しい作品だとは知らなかった。
50年前のクレイジーキャッツやドリフターズの芸風の原点はこんなとこにあったのか!

有名なジーン・ケリーの雨中のシーンもさることながら、相棒のドナルド・オコーナーのダンスや顔芸が凄くて身体能力の高さにも驚いた!
スタジオセットでのソロ・ダンス、発音教室でのデュオ・タップ、屋敷でのジーンとデビーとのダンスなど、どのシーンも圧巻!
タイミングの良さやキレのいい動きなど、CGもワイヤーアクションもない時代に生身の芸の迫力があり、並大抵の鍛錬でないことが一目瞭然、素晴らしい。

駆け出しの女優の卵とのラブロマンスは王道だが、トーキーでの吹き替えを絡めたシナリオは捻りもあり良かった。

名作との評判通り70年前の作品なのに遜色なく普遍的な楽しさが輝いている傑作。
面白かった。


監督
ジーン・ケリー
スタンリー・ドーネン

キャスト
ジーン・ケリー
デビー・レイノルズ
ドナルド・オコーナー
ジーン・ヘイゲン
シド・チャリシー
ミラード・ミッチェル
ダグラス・フォーリー
リタ・モレノ
CharlieZG

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