自分のトナカイを殺されたサーミ人女子の孤独な闘いのドラマ。
ロケ地はスウェーデンだろうか、雄大な風景にオーロラやトナカイの群れが圧倒的なスケールで迫ってきて素晴らしい。
サーミ人差別に加え同族の和を乱してまでトナカイ密猟犯を追うエルサの強い信念がさながらサスペンスなムードを纏いながらクライマックスへ向かい目が離せなくなる。
地球規模の環境変化に遊牧の先細る未来を憂うことなく、先人達の魂を引き継ぎながら伝統を守ろうとする力強さを感じた。
エリサ役イェリン・クリスティナ・オスカルの演技も良く、子供時代を演じたリステン=アリーナ・シリ・スクムも可愛いかった。
サーミの民族衣装もカラフルできれい。
監督 エル・マルジャ・エイラ
キャスト
イェリン・クリスティナ・オスカル
マルティン・ヴァルストロム
ラーシュ・アンテ・ヴァッサラ
マグヌス・クフムネン
リステン=アリーナ・シリ・スクム
アンネ・ライラ・ヴェステルフィェル・カルスタ
インニェル・グンビルド・マリア・タピオ
パヴヴァ・ピッティヤ
