しゅん

周遊する蒸気船のしゅんのレビュー・感想・評価

周遊する蒸気船(1935年製作の映画)
-
蓮實重彦事前トークあり。

甥を助ける話とレースする話が繋がってるのか実はよくわからないがそんなことはどうでもいいとばかりにニューモーセは縄で拉致されて家具も蝋人形も燃やされそしてラム酒(ポカホンタス)の投げ込みで異常な量の火と煙りで危険すぎる!!モーセが一緒に働いてるの意味わからなすぎるし、嬉々として舵を切って汽笛を鳴らすアン・シャーリーがかわいすぎるし、ウィル・ロジャースの姿勢の悪いのに堂々としていて暗い表情を引きずってるのに笑わせにかかる姿が好きすぎるんよ。スピード上げてからの蒸気船素晴らしいんよ。

なんだかんだで馬を三回登場させるところがやっぱりフォードかな(蒸気船を待つ岸で2回、最後の死刑執行場に急ぐ馬車で1回)。「ニュー・モーセみたか?」「古いのもみたことねえや!ガハハ!」のやりとり好き。蓮實さんのトークで「俺はインディアンの末裔だ」というウィル・ロジャースのセリフが本人の出自(母が原住民)と響き合ってることを知った。
しゅん

しゅん