東京国際映画祭にて、役所広司のQ&A付き鑑賞。
役所さんに会う機会なんてそうそう無いものだから、一体どんなお人だろうと思っていたが、ユーモアを備えた紳士という言葉が相応しい丁寧なお方で、鑑賞前に謎の感動。
妻を寝取られて逆上した男(役所広司)が服役を経て仮釈放される。
この仮釈放期間がメインのお話。
「服役していた人あるある」とでも称すべきか、刑務所での習慣が日常に持ち込まれたり、社会復帰した時の扱いが人それぞれに違ったり、なんだか勉強になる部分も多い。
エンドロールのシーンはずっと何を表しているのかわからず、他の方のレビューを拝見したところ、ハッとした。救われた。
非常に暗い。が、ふと射した一筋の光に手を伸ばしてみてもいいんじゃないかと思わせてくれる。いわば夜明けのような作品。