他の方のレビューを観て面白そうと思って鑑賞。
切ない、やるせない。きっとこうなることは薄々予感していたのだろうけど、どうにかならないのか。なぜ?
希望が現実的に見えるところにあっただけに、やるせなさが大きい。
農場主の息子はクソ野郎だけれど、基本的に悪い奴はいない。だけれどもこうなってしまうのだ。
運が悪いのか、いやレニーはたしかに悪いことをしたのだけれど。
ラストどーにか出来ないかと考えても、やっぱり他に方法はないのでは。でも、何かあるはず…と考えずにはいられない。
ジョン・マルコビッチは優しく不器用な、子どもが大人になったような役を見事に演じていた。
ゲイリー・シニーズの親のような暖かいレニーを見る視線も素晴らしい。ラストシーンはほんとに切なくなる。
すっきりとする解決なんてないのだろう。それでも、問いかける意味はあるのではないか。
是非とも小説よみたいですね。