「今日 僕が死んだら?」
「明日 私も死ぬわ」
初グザヴィエドラン。
反抗期 あぁ反抗期 反抗期。
10代も後半に差し掛かる頃、主に母親との間に現れる思春期特有の恒例行事。
なので別に悪いことではございません。
この母親も母親でお世辞にも良い母ちゃんとは言えないし。
19の時に撮った作品なだけあって映像にライブ感があるとゆうか生々しさが残っている。
母親の口元をアップ+スローモーションで映すあたり嫌悪感を素直に表していてとても良い。
「愛したい」が、どうにも「愛せない」葛藤。
暴言を吐き、家中辺り構わずめちゃくちゃにする。
でもちょっと冷静になると母が悲しむ(目から血を流す)顔が脳裏によぎって、なんやかんや元に戻す。
わたしにも身に覚えがあります。
結局のところ、エンドロールが流れても何も解決してないからこの作品だけじゃ語り切れない部分がある。
なので彼が人間的に成長して作った作品も観ていこうかと思う。